2024.10.11

いりたに内科のCTについて

当院には開院時からCTを導入しております。今だからいえますが、クリニックに

CTなんているの?必要ないんじゃない?なんてことをかなり言われました。

何なら今でもいう人もいます。でも安心してください。借金しているのは私です笑。

なぜ導入したのかというと、レントゲン検査ではかなり限界があるためです。もちろん。

あ、あやしいな・・・ということになれば大きな病院に行ってきてください。とか、画像だけ

でも撮ってきてくださいというのもありなのですが、やはり、エコーをしてなにかあやしい

ということになればレントゲンをします。えーわからんな・・・ということになればCT検査の

出番ということになります。導入して恩恵を受けた患者さんも多い(はず)と思っています。

特に健診で胸部レントゲン異常を指摘され、精密検査に来ましたということになれば、

じゃあ、もう1回レントゲンを撮りましょう!なんて言われても納得できませんよね。そんな時は

CTで精密検査をやるべきなのです。ちなみに読影(放射線科のDrが診る)も依頼しています。

ちなみに、日本は世界の中でも画像診断機器が普及している国です。平成24年度のデータでは

日本は1位で1万2943台、2位がアメリカ(1万2740台)、3位がブラジル(3057台)と続きます。

MRIは2位で5990台ですが、人口100万人あたりの保有率にするとCTもMRIも日本はダントツの

1位なのです。なぜ日本は画像診断機器の設置率が高いのか?その理由は人間ドックでCTやMRIを

使う検査が定着しており、病気の精密検査で保険が適用されるために導入が進んでいると考えられます。

また、他のOECD加盟国と比べてガンの生存率が高く死亡率が低くなっています。2011年のデータ

ですが、人口10万人あたりのがん死亡は、OECDが211人であるのに対して日本は184人です。

がん生存率の高さの要因がCT,MRIの高い普及率なのかもしれません。

当院では頭からつま先までCT撮影が可能です。必要に応じて検査いたしますのでご相談ください。