「NMN」という名前のサプリを聞いたことはありますか？ニコチンアミド　モノヌクレ

オチドというのが正式名称ですが、次世代エイジングケアなどと呼ばれて高額で取引されて

いるようです。なぜ？NMNが次世代エイジングケアと呼ばれるのか？高額なのか？

このNMNを摂取すると小腸で効率よく吸収されることがわかっています。その後血液を巡り

全身の細胞に届けられます。NMNによって細胞内にはNAD＋（ニコチンアミド　アデニン

ヌクレオチド）と呼ばれる物質が作られます。NAD＋は加齢とともに減少していき、細胞内の

ミトコンドリアの機能が低下し酸化ストレスに弱くなりDNAへの障害が増加するのです。

それが誘因となって認知機能低下を招いたり、炎症性疾患を起こしたり動脈硬化性疾患や

アルツハイマー病などの一因をになっていると考えられています。実は病気のマウスにNMNを

投与すると糖尿病モデルマウスのインスリン分泌が改善したり、動脈硬化モデルマウスの血管の

機能が回復したり、アルツハイマー病モデルマウスで認知機能が改善したりと良いこと尽くめだった

のです。じゃあ私も！と早速注文しそうになっていませんか？一方で、人間には一体どのくらいの

量をどのくらいの期間飲めば、どんな病気を、どんな確率で改善するのかは未知のままなのです。

NMNサプリが本当に老化予防に働くのかははっきりとしていないか、長期に飲み続けた際の安全性

も分かっていないので懸念されています。なんだか良さそうだけど・・・というのが本音です。

Amazonで調べると結構お高いお値段で販売されています。高ければ良いというわけでもないので

今は静観してみます。クリニックでも自費診療で取り入れられているところもあります。

確かにミトコンドリアに働いてアンチエイジング！となるのでしょうが、もう少し勉強してみます。