2025.09.14

くうねるだす

私が小学生ぐらいの時に井上陽水が日産セフィーロ(懐かしい)のCMに出ていました。そのCMで

「くうねるあそぶ」というキャッチコピーを打ち出しているのをみて、わけわかんないな〜と思って

いました。井上陽水が「皆さん〜お元気ですか〜」と車の中から言っていたあのCMです。

前職では自分の置かれたセクションを広く認知していただくためにキャッチコピーやCM、宣伝

などで言葉(使っても短い)や映像などで視覚に訴えるようなスライド作りを日々考えていました。

昔のCM作りの意図、目的などを調べることをしていた時期もありました。医者なのにね〜(笑)

でもその時に、この日産セフィーロのCM「くうねるあそぶ」は糸井重里さんが考えたキャッチコピー

であることを知って、なるほどね〜奥が深いのね〜と感じました。今日は井上陽水さんのことではなく、

人が生きるための最低限必要なものについて考えたいと思います。生きていくためには「衣食住」と

いう言葉が使われますが、確かにこの3つがあれば、人は安心して暮らしていけます。人は他の動物と

異なって毛皮を失っているので、服を着なくては体温を保つことができません。今は暑いけどね〜

もちろん食べなくても身体を維持することはできませんし、働くこともままならなくなります。

雨風を凌ぐための住まいも欠かせませんよね。豪邸じゃなくてもいいですから・・・

生物としての人間に最低限度必要なことは何かと考えると、人間を構成している細胞の働きを維持する

ということが大事になります。細胞が生存して働きを維持するためには、栄養素が必須です。

細胞は壊れやすいので、栄養素を使って細胞を常に修復し続けなくてはいけません。栄養素を使えば、

結果老廃物が生まれるので、それをゴミとして出さなくてはいけません。

人間の体にある、臓器・器官は、栄養素を細胞に供給して細胞を修理して、細胞からゴミを出すために

働いています。この三つの働きをまとめると栄養素を「食べる」、修理のために「休み」、ゴミを体外に

「排泄する」ことになるのです。つまり「食う・寝る・出す」です。糸井重里も真っ青!!

我々はまだ意識をしなくても「くうねるだす」ができますが、高齢者になればなるほど、お座なりに

なってきます。健康のために、今一度「くうねるだす」を意識して暮らしてみませんか?